カテゴリ: 書評
書評 僕が2ちゃんねるを捨てた理由ーネットビジネス現実論(扶桑社新書 054)
2chを作ったひろゆきさんの本です。あの凄まじく速い議論はどうやって身についたのか知りたかったです。
書評 1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法
すごく気を引くタイトルであり評判も良かったのですが、僕にはいまいちでした。
良い点
・起業にお金はかからない方法があることを教えてくれる。
・この本のように、本のタイトルは売れるうえですごく大事である笑。
悪い点
・具体的ではない。
例:音楽教師のスケジュール管理が起業案として載っているが方法は載っていない。ネット経由でやるならプログラミングの知識が必要なので意味ある情報ではない。
・表紙に書いてある「片手間で始めて」の意味が、「時間的に片手間で始めて」ではなく「お金的に片手間で始めて」である。載っている多くのことは時間がかかる。
→だから、会社を辞めずに1万円起業するのは時間的に厳しい。
・載っている例が日本での話ではない。これが結構致命的な印象で、日本だったら1万ではすまないのでは?という印象もある。
書評 シンギュラリティ : 人工知能から超知能へ / マレー・シャナハン著
超知能という人間の知能を超えたものがあらわれることを言い、その危険性について述べている。
それが実現できるかどうかを知りたかったが、その危険性についての話が多かった。
おそらく定義はしているのだろうが、専門用語が多くてフォローしにくい。
購買意欲を操作する方法が、ほかの例えば、選挙などに使われたらどうなるのか?
←これもう使われてるんじゃないの?
全体的に難しく頭に入ってこなかった
全体的に難しく頭に入ってこなかった
書評 ニートの歩き方-お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法-
ニートの生き方について書いた本です。
この人は結局ニートを極めたところ、ニート用シェアハウス、本の執筆、インタビュー、さらにはテレビ出演などをしていて、ニートじゃなくなってしまっているらしい。好きなことが仕事で素晴らしい!
かなり本を読んでいるみたいで歴史や生物の性質から考察していて面白い。
少し気に入らないのは、僕はこれしかできなかったのだ。みたいな自分に劣等感を感じた書き方が見られる点だ。もっと自信もって良いと思うし、劣等感を感じるなら何か頑張ってほしい。
と思っていたら、自分を卑屈に見ておきながらも自分の確固とした信念があるようにも見える。おそらく本人もその両方に板挟みになっているのかもしれない。
良かった点共感できた点
・みんな20年とか30年先のことを計画できるのだろうか?
←同感。僕は5年すら怪しい。。
・ニート撲滅のため強制労働させると今より自殺者が増えるだけ。
←おそらくそう。死ぬよりは良いのでは?
・働きアリは集団の8割で人間でも同じ
・自殺するのは選択肢がない状態
・向いていない土俵で戦ってもダメだ。
・どんなことをしても正当化はできてしまう。
→感覚を信じて行動したほうが良い
・体調を崩すのは体からのシグナル
・叱らないと上手くいかないシステムはろくなものではない
・フロー状態がベスト
・怠惰はプログラマの美徳だ
・人生は初期設定に依存しすぎる
→レアケースを一般化してはいけない。
・向上心がまったくないのはいけないと思う。なんでも自己責任と考えるのはおかしい。
→ただ完全になるゼロイチ思考はいけないと思うだけ。
・常識は50年くらいしか続かない
→そうだ。戦争も正しいと思われてた時代もあった。
・働かざるもの食うべからずはなぜか「金持ちの働かない人」には使われない。