僕は運で勝つことの何がうれしいことなのかわからない。

確かに少しはうれしいことかもしれないが、たいしてうれしくはない。
まして、泣くほどうれしがるのはまったくわからない。

何かに向かって努力して、努力の上に勝ち取った実力で勝つことがもっと嬉しいはずではないか?





もちろん「運は実力のうち」というのもわかるし、「できる人は運も味方につける」とかって言葉(本当にあるかわからないけど)もわかる。
僕が今まで見てきた実力者も幸運であることが多い。強い人ほど幸運であるようにさえ思える。 

だから、「アイドルには運が必要」という秋元康さんの言葉は納得していたし、実際に、当時無名であった島崎遥香という素晴らしいアイドルが注目されるようになった。残念ながら島崎と
内田眞由美以外は無名から有名になった例はなかったが(元々有名だったメンバーが優勝したので)。

少し話がそれたが、やはり
僕は運で勝つことの何がうれしいことなのかわからない。

そこで、今回のじゃんけん大会で優勝した田名部生来の態度には納得がいかなかった。
AKB48じゃんけん大会 田名部生来の優勝に渡辺麻友が号泣 - ライブドアニュース : 

いや、田名部生来だけでなく同期の渡辺麻友らの態度や会場の雰囲気が異様であった。本当に「号泣」するほど喜んで良い状況なのか?今一度考えて欲しい。

優勝後のインタビューで泣いているように見えた。朝のニュース番組でも「長年の苦労人の
田名部生来が~」がというような触れ方をしていた。
苦労人だからこそ、努力した結果で勝ちたいのではないか?

僕からみたら、実力で勝ちたくて努力してきたのに運でたまたま「勝ってしまった」ように見えた。

本人はしっかり自分の頑張りをどうとらえているのか?

運で勝ってしまった自分のAKB人生をどうとらえるのか?

僕はわからない。