東大出身のお笑い芸人の石井てる美さんの本です。
この方は工学系の社会基盤専攻を出ていたようです。
読んでいてとても共感できる葛藤がありました。

 
やりたいことに挑戦しないのが一番もったいない
    ←表紙の裏に書いてあるこの文が一番好きですわ。

マッキンゼーの卒業生が〜
    ←確かにマッキンゼーって卒業がある雰囲気だな笑。
    ←確かにマッキンゼー出身の人で本書いている人多いよね。

マッキンゼーは一生勤めるような会社ではない。
  -道場のような場所
    ←へえ、、そんな会社あるんだ。
 ←最初から、そういう所に就職する考え方もいまいちわからないけどな。。転職後を思い浮かべて、そこに先に就職した方が良い気がするし

マッキンゼーという問題解決プロ集団
    ←マッキンゼーって問題解決だけやってるの?

他人の力を最大限レバレッジする
 -レバレッジ=小さい力で大きいものを動かすこと
    ←この力が博士課程でも必要なんですよ。
    この力がかなり求められていて、
        ・経営者、・研究者に共通する必要な資質だと思う。

完璧なキャリアパスの呪縛に苦しんだ
    ←これ多くの東大生が苦しんでいますね。
    →東大生の多くが博士課程に行かないのはこれが原因だと思います。
     例: 修士終了後の「成功」のキャリアパスは
       成功:とりあえず卒業が簡単な修士を卒業→就職 
       失敗:博士課程を卒業→多くがポスドク生活
    となることから、就職を選ぶのだと思います。

マジメ病にかかっていた
    ←詳しくはここには書きませんが、症状が明らかにうつ病なんですが。。
    ←僕の症状と似ています。
    ←病院に行っていないなら今からでも行った方が良いかと。

進学振り分け
 -東大は入ったあとも志望分野に行くために猛勉強する人がいる。
    ←東大はせっかくうかったのにまた猛勉強しなきゃいけないのか。。

やりたいことがわからなければ勉強をやろう。
 -勉強は将来の選択肢を広げる。
    ←ほんとうにその通り。
    でも、このフレーズを言ってくれる人が近くにいたかどうかで人生が大きく変わってしまうのはすごいし怖い。

価値感が違う人達に流されないのは難しい
 -自分と似た夢をもつ人の近くにいよう
    ←本当にそう。
    →かなり流されてしまうしつらい
    →ネットの恩恵は似た夢を持つ人を見つけられることだと思う。

現実的な社会の枠から逃げて夢を追うのはズルいと言う友人がいた
    ←ズルいって言葉を使った時点で負けなんだよな。。

お笑い芸人になる決断に自分の中で大騒ぎしていた
    ←これがこの本の良いところ。
     ←なぜなら、大きい決断をしてしまう人は一般人の価値観と違いすぎていて参考にならないことが多いが、この人はふつうの価値観も持っているから。

全体を通して
実は、僕もお笑いはかなり価値があるものだと思っています。というのも、もしお金が無限にあって、名誉もあってってすごく良い状況を考えていくと、幸せになった人は最終的に「笑う」にいきつくはずです。「笑う」がない幸せはないと思うのです。そういった意味でお笑いはものすごく価値があります。
石井てる美さんは名前は聞いたことがあってネタも見たことあった気がしていたんですけど、写真みたら思ってたのと違っていました。。思いのほか美人でした笑。いや、この境遇で美人じゃなかったら、さらに応援しがいがあったんですけど笑。なんとなくたんぽぽの川村さんみたいな人をイメージしていたんですけど、容姿は全然違いました。