京都大学の宮野公樹先生の本です。宮野先生の本はほかにプレゼンの本を2冊読んだことがあります。今回はプレゼンとは直接関係ない研究のやり方に関することを書いている感じです。
ざっとめくった感じ面白そうだったので買ってみました。
アマゾンのリンクだと評判が悪いんですけど、僕はすごく良い本だと思いましたよ。星4つはつけます。後でアマゾンにもレビュー書きます。評価が悪い点として、タイトルと内容の対応が薄いのが理由ではないでしょうか?僕も共感できたのは「研究を深める問い」にではなく、その中に出てくる、普遍的なテーマ設定の方法だったり、論文至上主義の原因だったりです。
以下良かった点と悪かった点です。
良かった点
ライバル意識を他分野へも持つことが大事だとしている
←その通りである。
←というか、僕の周りだと自分は競争相手がほとんどいないからってゆっくりしている人が多いですわ…。ブルーオーシャンとか言ってます笑。すごく意識レベルが低いです。そういうのが助教になっている日本(;゚Д゚)ってなります。
P68の新規性の出し方を指南しているところがすごく使える。
アマゾンのリンクだと評判が悪いんですけど、僕はすごく良い本だと思いましたよ。星4つはつけます。後でアマゾンにもレビュー書きます。評価が悪い点として、タイトルと内容の対応が薄いのが理由ではないでしょうか?僕も共感できたのは「研究を深める問い」にではなく、その中に出てくる、普遍的なテーマ設定の方法だったり、論文至上主義の原因だったりです。
以下良かった点と悪かった点です。
良かった点
ライバル意識を他分野へも持つことが大事だとしている
←その通りである。
←というか、僕の周りだと自分は競争相手がほとんどいないからってゆっくりしている人が多いですわ…。ブルーオーシャンとか言ってます笑。すごく意識レベルが低いです。そういうのが助教になっている日本(;゚Д゚)ってなります。
P68の新規性の出し方を指南しているところがすごく使える。
-着眼点か手法で新規性を出す
-工学の場合、この着眼点の見直しは要求仕様の見直しに相当します。
-これに従っていけば新規性が出せるっていうフローチャートを作りたい
-もっというとこれに従えば研究が自動でできるっていうフローチャートを作りたい
科学は近似解でなりたっているし、主観が入る
-これわかってない先生多くないですか?
-学生は困っています
←だから、研究と教育は両立しないと思うのです。
-ミーティングでみんな納得したものを一番上のボスに話すと全然納得してくれないこともありますし、その逆もあります。
-工学の場合、この着眼点の見直しは要求仕様の見直しに相当します。
-これに従っていけば新規性が出せるっていうフローチャートを作りたい
-もっというとこれに従えば研究が自動でできるっていうフローチャートを作りたい
科学は近似解でなりたっているし、主観が入る
-これわかってない先生多くないですか?
-学生は困っています
←だから、研究と教育は両立しないと思うのです。
-ミーティングでみんな納得したものを一番上のボスに話すと全然納得してくれないこともありますし、その逆もあります。
教えることは学ぶことと一緒。
-本当ですわ。
-なぜ上から目線の教授が多いんですかね。。
-なぜ上から目線の教授が多いんですかね。。
学問の細分化が進み互いが評価てきない
→論文数で評価→長期的研究ではなく短期的研究が流行ってる。
←この流れがすごくわかりやすい
←ちなみに僕は、論文数やIFといった定量評価の悪さは十分承知な上で、がんばってない適当なことやってるやつが高く評価される事の方が心配だと、最近気づき現状に満足し始めてます笑。
←ちなみに僕は、論文数やIFといった定量評価の悪さは十分承知な上で、がんばってない適当なことやってるやつが高く評価される事の方が心配だと、最近気づき現状に満足し始めてます笑。
現在の論文主義に至った背景など歴史がわかりやすい
←上の話と重なりますね。
テーマ設定プロセスについて詳しく書かれている
←課題解決型だけでなく、理学的な追及型の研究についてもこれを書いてほしい。
テーマ設定プロセスについて詳しく書かれている
←課題解決型だけでなく、理学的な追及型の研究についてもこれを書いてほしい。
研究の目的を見直させてくれる
←宮野先生も研究は社会の要請ありきになっている状況について危惧していますが、これについては個人の自由だと思っています。必要とされるからやる人もいますし、自分がやりたいからやるって人もいます。クマムシ研究してる人もいるんですよ。自由で良いのではないでしょうか?たまに、社会に必要とされなくてはいけないという教授もいますが、僕は好きなことをやっていれば良いと思います。
相手の望みをかなえる質問の答えを用意しておく。
-当たり前ですが。自分も最近似たことを考えていたので。 悪かった点
理学系の人にとってはテーマ設定のプロセスが違うかもしれない。
←だから、ほかの分野の人用に書いてくださいよ笑。
「論文数の否定」を否定する研究者がたくさんいる
←その通りですね。ちょっと僕が論文数を否定しない理由とは違います。こういう人は、IFが高いとか論文数を既にたくさん出している先生に多いです。だから、僕にとっては悪い点ではないかもしれないです。結局、宮野先生に賛成かもしれません。
論文数を否定しすぎ
←だったら、論文数以外で結果示してくださいよ。
→本文に書いてあった通り、書籍で発表しても良いですし、ブログで発表しても良いですよね。小保方さんもやってるし。
→もっと言うと、商品に反映できるはずです。
全体を通して
なんか、書いてみたら悪い点は、僕にとっては良いと思った点も多いかもしれないです。
でも、良い本なのは確かです。後でアマゾンレビュー書きます。
←その通りですね。ちょっと僕が論文数を否定しない理由とは違います。こういう人は、IFが高いとか論文数を既にたくさん出している先生に多いです。だから、僕にとっては悪い点ではないかもしれないです。結局、宮野先生に賛成かもしれません。
論文数を否定しすぎ
←だったら、論文数以外で結果示してくださいよ。
→本文に書いてあった通り、書籍で発表しても良いですし、ブログで発表しても良いですよね。小保方さんもやってるし。
→もっと言うと、商品に反映できるはずです。
全体を通して
なんか、書いてみたら悪い点は、僕にとっては良いと思った点も多いかもしれないです。
全体的に言いたいことはすごくわかるけど、その世渡り術(実際にどうしたらよいか)が載っていない。もしかしたら存在していない。
これは良い部分と悪い部分があると思います。どうせ主張したってダメなら最初から言わなきゃいいじゃんって言う人もいると思います。宮野先生のように書籍で出版して主張し続ければ世界も変わるかもしれません。
やはり、僕が言いたいのは、なんでもかんでもお金が原因で文句が出てしまっているのが残念だということです。 でも、良い本なのは確かです。後でアマゾンレビュー書きます。