大学でやるべきことの記事で、塾講師のバイトをおすすめしましたが、もちろんメリット・デメリットがあります。それを書きたいと思います。参考にしてください。メリットの方が少ないようにみえますが、このメリットがめちゃくちゃでかいですよ
メリット
スキルがつく
将来つく仕事にもよるが、他にこういうのは中々ないです。色々なスキルが身につきます。勉強が自然にできる(英語とか自分のためになる)、多角的視点が身につく(先生の立場を人生で初めて経験できる)、親子相手のコミュニケーション能力が身につく、などです。ほかにもありますが、ほかのメリットはほかのバイトと一緒な気がするのでここでは書かないです。
逆に居酒屋だと少ししか身につかないです。料理とかコミュニケーション能力が身につくと思いますが。

デメリット 
実は時給はよくない、というか悪い
僕の場合は時給1500円でした。しかし、これ安いですよ。だって、実際にかかる時間はこれより全然多いですから。言い方によりますがサービス残業があります。僕の場合しっかり計算すると時給1000円くらいになったと思います。計算まず授業前に打ち合わせ的なのがあってそれが15分まえにはじまるので20分前にきていなくてはいけないです。それにお金は発生しないです。発生しないというより、その時給1500円に含まれているっていう認識があるみたいです。そして、授業後も報告書関連や質問対応や保護者への電話で結構拘束されます。終わりは1hくらいですかね。だから1授業だと前+20分、後ろ+1hくらいですかね(場合によっては2h〜3h)。もちろん連続の授業とかあったりしても拘束が2hに増えるとかではないのですが、それでも多いですよね。しかも、これらは制度上の話ですが、授業となると予習をしなくてはいけないです。ぶっつけで毎日授業できる人はいないと思います。3年間くらい同じ授業やってると結構少なくて済むんですけどそれまでが大変です。毎日のように予習ばかりでした。

研修は実際ほとんどない
僕が塾で働きたいと思ったのは、塾のようなわかりやすい授業をやりたいと思ったからです。そのためには指導方法を教えてくれるのかなと期待していたのです。しかし、そんな研修はなかったです。ぶっつけでやってあとからそれを見ていた先輩に少し指導されるくらいです。しかし、これもこれで良いんです(実はメリットでもあります…)。何かを学習するときはこの方式が良いんだと後々わかりました。自学自習ができることが生涯大切です。

長い休みが取れない
塾といえば週一とかで通うイメージですよね。それで夏休みとかは夏期講習とかまとめて授業があるみたいな。教わる側では気づかなかったのですが、教える方は長期的休みが取れないのです。大学生の夏休みといえば、海外旅行でバックパッカーやったりとかのイメージありますが塾でバイトやってるとそんなの出来ないです。生徒に迷惑がかかりますからね。先生の休みは病気とか以外では取れないです。だから、塾講師やる人の多くは海外旅行はできないです。 

責任が重い
いざ教えてるとすごく責任を感じます。それはそうです。学生の両親は高い金を払っているんですから。親御さんが払ってくれるお金はバイトに払われているお金よりはるかに多いです。施設費やら会社の利益やら教材やらです。成績が上がらない場合、親御さんから電話がきたりします。そして、時には厳しい事も言われ、それらはほとんど担当講師である自分達に向けられます。まあそうですよね、直接関わってるのは教えてくれる人なんですから。。

出来ない学生ややる気のない学生にイライラ
上で書いたことと関連しますが、出来ない学生にイライラします。出来ない学生がいると自分の教え方が悪いのでは?と考えるのが自然ですよね。でも、これは明らかに学生が悪いとわかる学生がいます。高校生でも、分数の足し算を何回教えても出来ないとかは本当にきついです。この場合は対応に困ります。そして、どうしてもやる気を引き出せない学生がいます。僕が教えた中では、「この学生本人にとっては大学に進むのはメリットがないのでは?」と思うような学生もいます。しかし、契約しているのは親御さんなので、引き続き教えなくてはいけないのです。