昔、僕が書いたエントリーと矛盾するかもしれませんが、昔のは修士課程以下で、今回のは博士課程学生及び博士課程に進む予定の学生向けの話です。
いや、博士課程でも先生がテーマを決めてしまうことがあるんですよ。
その場合の危険性について書きたいと思います。
ここで、テーマを誰が決めるか?とその研究がうまく行くか?の2軸で考えてみましょう。
そうすると2*2=4通り可能性がありますよね?
テーマを自分で決めて、研究がうまくいく
テーマを自分で決めて、研究がうまくいかない
テーマを先生が決めて、研究がうまくいく
テーマを先生が決めて、研究がうまくいかない
それでこの4通りの良さを順番にしてみましょう。
そうすると、ベストは、
テーマを自分で決めて、研究がうまくいく
です。ダントツですね。自分でうまくいったみたいな。
次に
テーマを先生が決めて、研究がうまくいく
です。まあ先生が決めたとはいえ、とりあえず研究がうまくいったんだと。卒業ができます。
ここからが問題ですね。なぜなら研究がうまくいっていないので。もう最悪対最悪の決戦をやっているようなもんです。
結論としては、
(テーマを自分で決めて、研究がうまくいかない)>>(テーマを先生が決めて、研究がうまくいかない)
の不等式になります。
自分で決めてうまくいかないってのって大してストレスにならないんですよ。だって自分で決めたので。
最悪なのは、(テーマを先生が決めて、研究がうまくいかない)パターンです。
これは最悪です。
先生に騙された感じになります。せっかく学費を払ったのに騙されたみたいな。
先生に「この方針が良いぞ!!これやってみろ!!」って言われて、その結果、失敗ってのは騙された感じですよね。落とし穴に落とされたような感じです。
これはめちゃくちゃストレスです。
だから、研究テーマは自分で決めた方が良い。