ニートの生き方について書いた本です。
この人は結局ニートを極めたところ、ニート用シェアハウス、本の執筆、インタビュー、さらにはテレビ出演などをしていて、ニートじゃなくなってしまっているらしい。好きなことが仕事で素晴らしい!
かなり本を読んでいるみたいで歴史や生物の性質から考察していて面白い。
少し気に入らないのは、僕はこれしかできなかったのだ。みたいな自分に劣等感を感じた書き方が見られる点だ。もっと自信もって良いと思うし、劣等感を感じるなら何か頑張ってほしい。
と思っていたら、自分を卑屈に見ておきながらも自分の確固とした信念があるようにも見える。おそらく本人もその両方に板挟みになっているのかもしれない。
良かった点共感できた点
・みんな20年とか30年先のことを計画できるのだろうか?
←同感。僕は5年すら怪しい。。
・ニート撲滅のため強制労働させると今より自殺者が増えるだけ。
←おそらくそう。死ぬよりは良いのでは?
・働きアリは集団の8割で人間でも同じ
・自殺するのは選択肢がない状態
・向いていない土俵で戦ってもダメだ。
・どんなことをしても正当化はできてしまう。
→感覚を信じて行動したほうが良い
・体調を崩すのは体からのシグナル
・叱らないと上手くいかないシステムはろくなものではない
・フロー状態がベスト
・怠惰はプログラマの美徳だ
・人生は初期設定に依存しすぎる
→レアケースを一般化してはいけない。
・向上心がまったくないのはいけないと思う。なんでも自己責任と考えるのはおかしい。
→ただ完全になるゼロイチ思考はいけないと思うだけ。
・常識は50年くらいしか続かない
→そうだ。戦争も正しいと思われてた時代もあった。
・働かざるもの食うべからずはなぜか「金持ちの働かない人」には使われない。