また出ましたよ。東大の分子細胞生物学研究所の不正。
東大論文「不正の疑い」 調査委が報告書案  :日本経済新聞 :
東大は2017年3月にも、論文捏造ねつぞうなどの不正があったことを発表しています。

これはマズイです。。
ここまで不正が続くとそもそもの組織の存続が怪しいです。
下記の記事でも出ています。





東大教授、科学論文で不正…顕微鏡画像を加工か : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) : h
上記の記事によると、東大は同じ研究所で不正が続いた点を重視し、分生研の解体を含めた体制の見直しを協議しているそうです。

ここで、問題なのは、
・不正を公表している集団より隠している集団の方が悪いのでは?
ということです。

なんか、いろんな人が言ってるのは、
・まだまだ隠しているところはたくさんあるだろ!
・公表している東大だけが罰をうけるのはズルい

だそうですw

いや、まあそうなんですけど。。

ここで、考えなくてはいけないのは、
・解体という罰を何で与えるか?

ですね。

もちろん、悪いことをしたから当事者が罰をうけるっていう道理であるのはわかります。

しかし、罰は当事者だけのために存在しているのではないのです


東大が罰をうけることで、見せしめになります。
ここがポイントです。
他の組織がこの事件を見て、「ああ、不正には気をつけよう」と思います。この意味がすごく大きいです。

そう考えると、解体も仕方ないのかな・・・。長い歴史なのに。

東大助手物語 (新潮文庫)
中島 義道
新潮社
2017-05-27