博士過程に入るまでの学生生活では基本的にはまじめにやっていれば卒業できますよね?

もちろん、
・病気や
・事故や
・家族関係
・指導教員との不和(←特に幅が広い)
などといった特殊な事情はあると思いますが、それらがなかった場合本人の努力が十分と見なされれば基本的に卒業はできると思われます。






しかし、博士過程ではまじめにやっていても卒業できないことが往々にしてあります。 

卒業できない理由として、
・投稿論文や学会に規定数以上投稿していないといった制度上のもの
・上記は満たしているが、教員が卒業を認めない

の2つがあります。
東大の場合は、東大内部が用意した教員にしっかり評価されることが大事なので後者の方が多いみたいですね。もちろん前者の方もいますが。

そして、「卒業できない」と判断するのが、
・指導教員
・指導教員以外の審査をする先生

の2パターンあります。

まあ、背景はこんなものとして、
僕が気になったのは、卒業できない場合’誰が悪いか?’ です。
「本人に決まってるだろ!笑」って言う人は甘いです笑。
僕が見た中では、明らかに本人だけが悪いようには見えない場合も多々あります。

悪い奴の候補としては、
・学生本人
・指導教員

ですよね?

「そもそもそんな犯人捜しするな!」って言うやつが教員にもいるんですけど、やった方が良いと思いますけどね。だって、学費と時間がかかるんであって、決して簡単な問題じゃないわけです。指導教員が原因の場合に、学生が学費と時間の被害を受けるのはおかしいのです。


上の
・指導教員以外の審査をする先生
が原因になることはほとんどないです。僕の知る限り。。
実際、学生と指導教員と一緒に研究やっていて、指導教員がOKを出していて、ほかの教員がそれを覆すということが本当にあるのでしょうか。。もしあるなら、それは指導教員以外の先生が不合格と審査をしたとしても、悪いのは指導教員でしょう。。
 
実は、悪いのは・・・
・テーマを主体的に決めた奴
だと思うのです。

博士課程学生のテーマを決める場合、
・学生が決める(←これがふつう。)
・学生が決められなくて教員が決めてあげる
・教員が強制的に決める
のパターンがあります。

このうち、上記2パターンで卒業できない場合、学生が悪いと思います。
博士課程といえどもテーマを決められない学生は多くいます。
それで、教員が決めてあげる場合がもちろんあります。
しかし、その場合は教員も悪くないです。だって、仕方なく決めてあげてるんですから。。

教員に責任を取っていただきたいのは、3つ目のパターンです。
学生がほかにやりたい研究があるのに、教員が強制的に決めてしまう場合があります。これで卒業できないという学生というのはさすがにかわいそうです。

先生が責任とってあげてくださいよ。この場合。