大学院と大学では学生の扱いが大きく違います。
この違いを学生は知らないので大きく困ります。

ちなみに学生は、そんなことを知らないので今までの先生と同じような対応を研究室の先生に求めます。




しかし、先生はそんな対応をしません。
学生の気持ちをまったく理解していません。
あと、学生も先生の気持ちをまったく理解していません。これもいけないんですけど。

研究室において先生は行き当たりばったりです。
全然教育がシステム化されていません。

研究室において教育システムが構築されない理由
この理由は大きく分けて2つあります。
・システムを作るメリットがあるほど学生数が多くない
・そもそも「研究」をやるので、システムは作れない

・システムを作るメリットがあるほど学生数が多くない
大学までの教育システムは、関わっている人が格段に多いので十分システム化されます。
困ってる人が多ければ多いほどそれを解決する方向に向かいます。

ただ、大学院つまり研究室は参加する人数も少ないですし、困ってる人もさらに少ないので教育がシステム化されません。システム化せず逐一対応したほうが良いのかもしれません。

・そもそも「研究」をやるので、システムは作れない
あとは、修士課程でも「研究」をやりたがるので教育システム化は無理かもしれません。
てか、システム化されてあったら研究じゃないと思います。笑。
問題解決の方法は決まってないはずなのでシステム化なんてできません。
これができるってのが、2045年の技術的特異点です。
まだ2045年ではないのでシステム化はできません。

結果として学生が落ち込む
大学までの教育では:
勉強ってみんな条件が平等ですよね?
みんな同じ授業を受けてみんなと同じテストを受けるんですね。
だから、点数が相対的に低いのは学生のせいなんです。
研究室における教育では:
研究はみんな条件がバラバラです。
当たり前です。学生によって難易度は同じじゃないです。逆に同じだったら上記の「教育」をやっているはずです。研究じゃないです。
だから、研究の出来が悪いのは学生のせいではないのです。
にも拘わらず、結果が良くないと学生のせいだと勘違いしてしまいます。
理由は大学での教育の延長だと思っているからです。

しかも、問題なのが、
学生だけではなく、教員にも多く勘違いしているのが多いのです。
これがパワハラになったりします。
まあほとんどは報告されませんけどね。だって、学生は「自分が悪い」と思ってるので。

なぜあなたの研究は進まないのか?
佐藤 雅昭
メディカルレビュー社
2016-07-08

なぜあなたは論文が書けないのか?
佐藤 雅昭
メディカルレビュー社
2016-07-08