僕は時間の無駄だったと思うんですよ。

騒動の方が。

あの論文が悪いとか悪くないとかは知らないし興味もないですけど、ただ、かけた時間は無駄だったなと。


天才
石原 慎太郎
幻冬舎
2016-01-22


たとえ、STAP細胞があの段階でできていたことになったとしても、実際に使えるかどうかはわからないですよね?実際に目に見える形になるまでこれからいくつも困難があるわけで、まだ実際に使えるかはわからないわけですよ。人間に応用する際には結局合併症の問題がクリアできなくてダメだったとかです。もちろん、これはSTAP細胞だけでなくほかの細胞というか研究でも同じです。

ただ論文が通るかとらないかとか学位がどうこうに時間をかけていたのは時間の無駄だということです。
あの騒動は、あの論文を書いたメンバーが名誉を得られるかどうかを議論していた時間ってことなんですよ。

だから、僕が生きている時間に実現しそうもないことに時間をかけていたので僕にとっては無駄な時間だったと思うんですよ。
ニュースを見る時間でさえも無駄でした。

そういえば、基礎研究って出力としては名誉のためにやってるんですかね?
ただ「楽しいから」ってのはもちろん理解しているんですけど、出力としては応用研究と違って、名誉しかないですよね?特に研究してる本人が長年成果につながらにと言っている場合です。応用研究や生きているうちには成果がでるはずという希望を持っている研究者は別ですよ。


なぜあなたの研究は進まないのか?
佐藤 雅昭
メディカルレビュー社
2016-07-08