研究テーマ決まった!?って友達とか先生によく聞かれるんですけど、僕はいつも

「決まっていません!」

と答えています。


というか、 そもそも研究テーマが決まるとはどんなことを言うのでしょうか?


 
研究は、

先行研究を調べ、
先行研究の問題点を調べ、
それを解決した新しい手法を自ら作り、
先行研究と比較して(実験)、
それが有意に差があることを示して(結果)、
論文にして、
認められれば


成り立ちます。

最後の認められればってのは、査読者に認められればです。方法、実験、結果と人間がやったことなので、ミスや勘違いがあってもおかしくないですからね。 ちなみに査読者もミスしてミスしたままの論文が投稿されていたりします。

で、テーマが決まるってのは、すべてのフェーズが終わったときその自信があるときだと考えられます。

だから、卒論、修論、博論と別でありますが、すべてのフェーズが終わってないときには、卒論、修論に関しては審査する先生は学科内であることが多いので、「まああの先生なら大丈夫やろ」って思えるかもしれません。

しかし、博論の多くの場合、その前に投稿論文を書かなくてはいけないです。

その査読者は基本的にわからないはずです。

そして、その投稿論文をいくつか通して最後の審査に向かうという感じなので、投稿論文を通す自信がないと「テーマが決まった」と言えないのではないでしょうか。

僕はそんな自信ないですけどね。。

自分の前に他の誰かが同じ目的で論文を出している場合があって、査読者がたまたまそれを知っている場合なんて十分ありそうですし。

だから、結局「決まった?!」って聞かれても、

「決まっていません!」

のままな気がします。

見えない査読者が介入している中で、そんなはっきり言える人多くない気がしますけどね。

「テーマ決まった?」 って言う人はどういう考えでしょうか?


なぜあなたは論文が書けないのか?
佐藤 雅昭
メディカルレビュー社
2016-07-08