この理由はおそらく研究室では「研究」をやらなくてはいけないからだと思われます。
それまでの授業などの勉強では、成長率を評価されますが、研究では「研究レベル」との差で評価されます。

・勉強
初期位置→→→→授業後テストうけるとき
        ↑
ここが評価される

・研究
初期位置→→→→発表時→→→→研究レベル(新規性、データの信頼度、体裁、まれに頑張り具合)
          ↑
ここが評価される


 
それで大きな問題なのが、初期位置の定義なのです。

・勉強

初期位置(学生の初期位置。ちなみに学生はみな無知な前提)→→→→授業後テストうけるとき

・研究
初期位置先行研究の現在地点→→→→発表時→→→→研究レベル(新規性、データの信頼度、体裁、まれに頑張り具合)
         
まあ勉強も研究もその学生がどれだけ知識があるかで不公平なのです。当たり前ですが。
しかし、研究では初期位置が違うのでさらに不公平を招きます。
元々高い評価を受けやすい研究があり、どんなに頑張っても悪い評価を受けやすい研究もあります。
だから、4月のテーマ選択はものすごく重要です。笑。
これを配属されたばかりの学生にやらせるのはむごいです。 


それで精神的に病んでしまう学生が多い理由は、それまでの勉強での評価の受け方を前提に研究で受ける評価をとらえてしまうからです。
まじめな学生が「頑張ってるのにダメなんだ。。 」と考えて自分を責めます。
こう考えるのは学生だけでなく(いや学生は悪くないかもしれない)、先生の発言が原因です。先生は研究になっているかどうかで評価しますからね。