よくツイッターとかで、大学の研究室関連の人が「発表させていただきます、じゃねえよ!じゃ、やめろよ!」とか言っているのを見ます。
確かにその通りです。まさしく「じゃ、やめろよ!」って思います。

実際、「発表させていただきます」って言うと怒られる研究室があるようです。

僕も、研究室に入った時から「これおかしいな」って思っていたんですよ。
なので、僕はいつも「発表します」って言っていました。
でも、なんでおかしいと思うんですかね?

今回はこれについて考えてみました。


理由は大きく分けて2つあると考えられます。
・「偉い人」を相手に発表しているか
・発表者に発表の意志がないように思われる
の2点が原因かと思われます。
おそらく後者の方が大きいかと私自身は考えています。

以下で、上記2点について詳しく説明いたします。

・「偉い人」を相手に発表しているか
まずこれ確認なんですけど、「研究室内だから」おかしく感じるんですよね?

学会とかで、発表者が「発表させていただきます」って言ってもおかしくないですよね?
発表者が学生か先生かはおいておいて。
というか、若手の先生が学会で話すときも「発表させていただきます」って言いますよね?

つまり、ポイントは偉い人が聞き手にいるかどうかと考えられます。
文字通り、謙譲語を使うべきかどうかって所がポイントかと。

思考回路としては、
学会での発表→他の偉い人がいる→じゃ謙譲語を使った方が良いか
だと思うんですよ。

ただ、研究室内だと
研究室内での発表→別に偉い人はいない(=外部の人がいない?)→謙譲語を使うのはおかしい
って流れになるのかと思われます。

そこで、わざわざ謙譲語を使って自分を下にする、研究室内の誰かを偉い人と認識していることをアピールすることで、自分の能力が低くても良いと思わせているんではないかと。
つまり、「出来の悪い発表」をしても良いと予防線を張っているのかもしれません。
その姿勢がむかつくのではないかと。

だから、学会を想定している発表を研究室でやっていれば許されるのかもしれません。

続いて、次の理由に行きます。

・発表者に発表の意志がないように思われる
「させていただく」という言葉を使う=発表者が自ら発表したい意志がない、ということです。
一見繋がらないように見える話でありますが、以下の流れを見ていただくとわかるかと思います。先生側に立って考えるとわかりやすいかもしれないです。

本来、大学の先生って忙しいですよね?

先生側は忙しく時間がない
→先生側はできれば聞きたくない
→なのに発表がある
これは学生が発表を自らやりたいからやっている
→つまり、「先生の時間を奪う横柄な行動を元々学生がやりたがっている」ことになっている
なのに「させていただく」っていう横柄とは真逆なフレーズを使っている
→つまり発表者が自らやりたがっているわけではない、とわかる

おそらく、やっていることと思っていることが真逆だからそこにいら立ちを感じているのではないでしょうか?
「相手を思いやるフレーズを発しておきながら横柄な行動をとる」という。

ちなみに、この2個目の理由は1個目の理由の「学会か研究室か」の話とも関連しておきます。
学会の場合、聴衆は自ら聞きに学会に行っているので、発表を聞きたくないわけではないです。聞きたくないなら学会自体に行かなければ良いので。
2個目の理由にも当てはまらないです。

以上、
・「偉い人」を相手に発表しているか
・発表者に発表の意志がないように思われる
の2点が研究室で「発表させていただきます」がダメな理由、と思われます。