これは総合的に見ての話です。大して他の大学と変わらない場合もあります。しかし、基本的に東大の大学院の就職は良いと思います。なにせ、一般の人にとっては最高の学歴ですから。東大でしかも大学の上の大学院です。あまり知らない人にとってはすごくみえます。しかし、辛いこともあります。研究との兼ね合いです。

就活だからといって研究をやらなくて良いわけではありません。必ずやるように言われるはずです。これは他大学と大きく違うところだと思います。僕が学部の時にいた大学では就活だけでなく研究もやるようにといっておきながら、就活期間は研究発表が免除されていました。しかし、東大ではそんなことはなかったです。おそらく推薦が充実している分研究やれよってことなんだと思います。この点でも東大の先生は恵まれています。単なる施設の充実、学生の優秀さだけでなく、学生が研究する「時間」を多くできるのです。時間は物理的には増やせないのですごく貴重です。それだけ研究に興味をもつ可能性もあり、就活していたけどやはり博士にいくと選択する学生もいるわけです。

ほとんど研究室にいなかったレジェンド
僕の友達で、M1前期に授業を全部つめこみあまり研究をやらない*半年間の留学(留学先の研究室の課題をやる)*2週間のインターン*4カ月くらいの就活*2週間の海外旅行 を修士の2年間のうちにかましたやつがいて、かなり悪い空気になりました。修士の2年間といってもM1の4月~M2の1月いっぱいなので、1年10カ月です。そのうち上記のようなことをしていると ほとんど研究をする時間はないです。上記のは稀な例かもしれませんが、おそらく「2週間の海外旅行」笑以外はそれほどおかしな行動でもないのです。就職を目指す人の2年間はかなり忙しいですし、研究できないです。まあ、彼はかなり精神的に強くて、どんなに研究をやっていないことを怒られてもめげませんでした。

レジェンドによる弊害
そして、このような学生が研究室での活動をやりにくくさせるんです。このことからどこで誰が何をやっているのかをグーグルカレンダーに書き込み、用事がない場合は研究室にいなくてはいけなくなりました。それで、まじめにやっている学生は負担が増え、不真面目な学生はまた言うことを聞かないのでどんどん悪くなっていきます。ここでまた問題なのは、先生もこういう学生を怒ることをやらないんです。あきらめる感じになります。まあふつうこのくらいの年になると怒りませんよね。。

情報面でも充実している
周りの東大生はかなり給与の良い企業の情報を共有していたり、先輩が情報を残してくれていたりします。
専攻専用のインターンシップや推薦があったりします。
あとは所属している研究室の教授が偉い人だとそれだけで通りやすくなったりしますし、就職が決まらないからといって教授が企業に電話して速攻で就職できたりしたことがあった そうです(これは院試に落ちたB4を救済した話だったかもしれませんが)。
学歴に東大がかかわることが大きく価値があるという人もいます。確かに何千通と応募がある中から選ぶ場合にとりあえず東大は残そうという企業があってもおかしくはないですよね。。 

協力体制が充実している
情報面と被る部分もありますが、色々と先輩や同期が協力してくれます。
中にはとんでもなくプログラミングができる中国人やインド人がいて、グーグルのウェブ採用試験で力を発揮していました笑。もちろん、協力して通った場合、次の試験や入社してからが地獄になるのですが笑。