注意として人間関係について書きたいとおもいます。
大学院に入ってからの人間関係はすごく大切ですね。研究室選びは100%人間関係だという人もいます。実は研究内容は研究の体をなしていればどの研究室でもやってはいけないことはないはずなので、その通りだと思います。

大学院に入ったら、どんな立場の人がいるでしょうか?先生、同期、先輩、秘書さんや事務員さんでしょうか。まあ秘書さんとかはそんなに変わらないです。ほかの人と自分の関係を考えてみましょう。

#先生にとっての他大生
外部から来た修士の学生って先生にとってはB4と同じなんです。なぜなら、それまでそこの研究室で教育されたことがないからです。場合によっては、B4の学生よりも能力が劣ってる前提で見てくる場合もあります。B4の学生といえど、進振後~3年終わりまではしっかりその学科で教育は受けているわけで、どんな授業を受けてきたかわからない外部学生よりはどの程度能力があるか予想しやすいです。外の大学で研究やってきたといっても全然基礎がなっていないです。というか、文化が違うだけな気もしますが、そこを個性ととらえられずに単純に能力のあるなしととらえられます。郷に入ったら郷に従えってことです。少なくとも僕と外部から来た友達はそうでした。みんな東大に元々いたメンバーとの格段な能力差を感じています。 ここでそんなに落ち込んでいても仕方がないです。逆に上記の背景を考慮して開き直りも必要だと思います。初期のころはこういった違いを感じるのですが、修士後半になると何も変わらなくなります。就活でもそうですが、ほぼ元いた東大生と同じような扱いを受けます。

#元々いた東大生にとっての他大生
元々いたメンバーにとって、他大生は外部者としてとらえられます。元いたメンバー同士でグループができていて、他大生は入っていけないと良く聞きます。僕は正直気になったことがないんですが、これを嫌がる人が結構います。気にならないというのはそのグループに馴染めたからというのではなく、馴染めなくても気にならなかったということです笑。別に慣れあいを求めているわけではないので。育ってきた環境や性格によりますが、ここですごく寂しく感じる人がいるみたいです。

#先輩にとっての他大生
先輩でも他大出身の人は多くいます。悩みはこの人に聞くと共感してくれて優しく接してくれます。僕がしたみたいな失敗の武勇伝を色々語ってくれる人もいます。一方で、過去の失敗を逆に話したくない人も結構いるみたいなので注意しましょう。無理に聞かないようにしましょう。たぶん、そういう人は失敗=恥ずかしいことといった認識があるみたいです。そういう人の話はあまり意味がないです。あとで書きたいと思いますが、過去の失敗を恥ずかしいと捉え語れない人は後進の育成はできないと思うのです。

#(外部からきた)自分にとっての先生、先輩、元々いた東大生
おそらくものすごくできる奴らだなと思うはずです。同期や先輩でもふつうに国際学会発表を経験してたり論文投稿していたりします。この劣等感は最初は苦しいですが、徐々になくなっていくと思います。あきらめずについていきましょう。先生は遠く強すぎる存在に見えますが、実際そこまで遠くはないです。同じ人間です。僕もそうでしたが、教授をかけ離れた天才と思っていた時期があります。東大の教授ってだけでそう思っていました。もちろんそんな感じで表面的に接することも良いと思います。しかし、書け離れた存在としてとらえてしまうと、先生の言うことが絶対的だと思ってしまうことがあります。実はスライドを徹夜で準備して発表したにもかかわらず、先生に「もっとしっかり時間かけてスライド作れ」と言われて落ち込んでしまうことがあっても(僕の経験ですが笑)、先生は自分がどんな生活をしていたかなんてわからないから言っているのです。先生は神ではないのです。そこは絶対ではないので、あ、こいつ間違ってるなと思っておきましょう。言われたら「すみません」と謝っておけば良いのです。歯向かうのはやめましょう。言い訳に見えるので先生にとって気持ち良くないです。

#全体に共通して
 先生にしろ、同期の学生、先輩にしろ敵対することは絶対にやめましょう。素直にしていましょう。自分と意見が合わなくても無理に相手にわかってもらうことはしなくて良いです。アドラー心理学でも出てきますが、自分がどんなに頑張っても相手がわかってくれないことはあります。それは相手の問題であって自分が心配することではないです。自分の人生を生きましょう。困るときは指導された内容が先輩や先生間で相反するときですね。これは難しいですが、できるだけ偉い人の言うことを聞くようにしましょう。