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先生:ああ悲しむね。。

僕:そうですか。

先生:君ほど研究ができる学生をとるのは難しいし、何より教育ができる。
君がいなくなったら、私の業績も全然増えないし付き合いの学会にも参加できない。これだけの人数の学生を教育する人がいなくなったら、今のうちの研究室はまわらなくなる。

僕:はあ。

先生:それに、君は男だからこそ、妊娠で研究する期間に穴を開けることもなくハードワークにも耐えられて、パワハラ?アカハラっていうのか?にも文句をほどんど言わない。

僕:あれ、先生、この前、女性研究者は価値があるみたいに言ってませんでした?

先生:ああ、それは学科とか専攻とかもっと言うと大学全体では価値があるっていうだけで、自分の周りでは迷惑でしかないね。

先生:確かに、学科に女性の先生がいると、女子学生の相談にのれたり女性を採用してるってことから学科の評判が良くなったりするから、学科に1人は必要だと思うんだよね。特に最近は男女平等みたいのを重視する風潮あるから形だけでもそれに合わせないとね。

僕:そうなんですか。。

先生:でも、同じ研究室で女性を雇うと、君が普段やってるようなハードワークに耐えられるかわからないし、結婚して研究やらない期間ができたりそもそも結婚して辞めてしまう場合もあったりする。よほど業績や仕事面で余力がある先生が世間体を気にして雇うんじゃないか?

僕:じゃあ、グローバル的には女性研究者は必要だけど、ローカル的にはあまり欲しくないってことですか?

先生:うん、まあ私は雇いたくないっていうだけだけど笑。

僕:ちょっと話戻るんですけど、そういう理由で、僕が死んだら悲しむと。。

先生:そうだね。

僕:はあ。。